売れない集まらない「パンプレットサイト」にならないためには?(これからの地方がネットを活用して全国から集客するために必要なこと 3/3)

どうも、CLOCKNOTE管理人のQtaroです。

「これからの地方がネットを活用して全国から集客するために必要なこと」シリーズvol.3です。

vol.1、vol.2をご覧になってない方はまずは以下を読んだ上で続きをお読みください。

それでは早速続きをどうぞ。

魅力を「届ける」仕組みづくりが必要

18617507506_274a38e2e5_zcredit:Directions and distances|Blondinrikard Fröberg

前回まででネットを活用することの重要さ、そしてその難しさについてお話してきました。

例え「ネットを活用していきたい!」という意思があったとしても知識も時間もお金も必要そう。では諦めるしかないのか?もちろん諦めるわけがありません。ではどうするべきなのか?

僕の考えは「届ける専門の人」を作りましょう、です。

観光情報サイトで集客出来ない理由

どういうことかと言うと、地域の中の魅力ある事業、おいしいお店、観光地、それらが自身で日々発信し改善し届けていくことが難しいのなら、それを補う事業(仕組み)を別に設ければ良いということです。そしてCLOCK NOTEはまさにその存在を目指しています。

こういう話をすると「そういった役割を果たすべきなのが各地域に存在している観光情報サイト(地域のポータルサイト)なのでは?」という声も聞こえてきそうですが、それはちょっと違うかなと僕は考えています。

少しヤヤコシイ話なので考えを補足します。

地域の観光情報サイトはネット上の「パンフレット」

6999635119_72f822a733_zcredit:Travel|Yosomono

たしかに地域(地方)の観光情報サイトには観光名所やお食事処等が分かりやすく載っています。秋田でもここ数年でリニューアルが施され魅力的になったWebサイトが多くあり、これ自体はとても素晴らしいことです。

でも、そういった観光情報サイトというのはどちらかというとネット上の「パンフレット」のような存在ではないかなと僕は思うんです。

例えばそこには近隣に特化した地理情報であったり飲食店情報であったりが載っています。つまり既に秋田に興味がある方、もしくは秋田の地に足を踏み入れたことがある方々に役に立つものであり、実際そういう場面で機能しているのではないかと考えます。

パンフレットでは集客できない

しかし当然ながらパンフレットで集客は出来ません。

vol.2でもお話しした通り、ネット上には膨大な量の情報が存在し日々生まれ続けています。そういった中で正確な情報を揃えても、日々内容を更新し続けても、人を集めることに関してはあまり効果はないんです。

巨大な書店に秋田のパンフレットを置いてもそれを目にするのは物凄く秋田に興味がある方くらいですよね?

330646039_ddc568f138_zcredit:Eclipse Bookstore Bellingham|J Brew

こういった状況下では、おそらくほとんどの方はパンフレットの存在に気付かない、もしくは視界に入ったとしても興味を持つ迄には至らないでしょう。

つまりはそういうことで、パンフレットを充実させること、観光情報サイトを充実させること自体は集客には直結しないんです。

「届ける存在」とはどんなものか?

では届ける専門の存在となる、とはどういうことなのか?何をする人なのか?

先程の書店の例えで言うとこんな感じです。

  • パンフレットの紹介スペースを書店の入口近くに配置させる
  • その紹介スペースの横にアイキャッチとなるような魅力的なポップを作り、店員が「おすすめですよ!」という声がけもする
  • 魅力を感じてもらえるポイントを抑えたダイジェスト版の映像を店内で公開する
  • パンフレット内のイチオシのご当地グルメをその場で提供してみる

もちろんこれは正解でもなんでもなく今思いついたアイデアの一例ですが。でもこういった施策をすることによって他の本と同じように並べてあるだけよりは遥かに興味を持ってもらえそうじゃありませんか?

6175939140_88f4333db7_zcredit:Beevolution: Auction and Networking Party|Freelancers Union

要は

「いかに魅せ、いかに顧客の心を動かせるか」

に重きを置くのが「届ける専門の存在」ということです。
ちなみにこれをネットでやろうとするならばこんな感じでしょう。

  • ユーザーの目に届きやすいよう十分にSEOを考慮してテキストコンテンツを制作する
  • 膨大な情報の中でも目を惹くような記事タイトルを付け、SNSでの拡散も狙う
  • 思わずヨダレが出てしまいそうな写真も添え、必要に応じて動画も用意
  • 閲覧してくださった方にはSNSを活用した懸賞企画で実際に商品を手に出来るようにする

情報を網羅することや、100%正確な情報を与えることは重要ではありません。興味が生まれればあとは山積みの本の中からでもパンフレットを見つけてくれます。興味をもつキッカケを与える、もしくはその度合いを高める役割を担う存在が、今回この話の中でしている「届ける専門の人」ということになります。

さいごに:Webを通じて人を動かすための1つのポイント

最後に、皆さんが明日からでも使えるちょっとしたコツを共有して終わりにします。

動かすべきは「感情」

3802078924_15ce60e286_zcredit:Surprise!|Tetsumo

このサイト、CLOCKNOTEは秋田の「情報」を発信していくWebマガジンです。でも情報を与えることが目的ではありません。「届ける存在になる」ということは先にお話した通りですが意識すべきは、動かすべきは読み手の感情です。

例えるなら、「ふわふわとろとろの比内地鶏の親子丼がある」という情報を与えるのではなく

なんて美味しそうなんだ!

という感情を生むこと。
「思わず溜め息が漏れてしまうような絶景がある」という情報を与えるのではなく

すごい!行ってみたい!

という感情を生むこと、といった感じです。

人は情報では動かない

なぜ感情なのか?
それは人間は情報だけでは決して行動しないからです。

「情報だけで動くこともあるんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。一見情報で判断しているような瞬間があったとしても、それは以前経験した同様の現象によって感情を揺さぶられた経験があるから情報をきっかけに感情が引き出され行動に至るんです。

何を言いたいかと言うと、一度も感情を揺さぶられていないものに対し自発的に行動を起こすということはまずありえないんです。

情報を如何に活用して読み手の感情を動かせるかがネットにおける集客のポイントであり、豊富な情報を並べるだけでは感情は動かず、人は動きません。

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気軽に足を運べる距離じゃない土地に足を運んで欲しいなら、ネットを活用しない手はありません。でもネットの力を過信してもダメなんです。

ブログにしろ、Facebookにしろ。

「想い」を大切に「熱量」をもって発信していくことが大事であるということを、是非意識していきましょう。

まとめ

人間を動かせるのは人間です。情報ではありません。
それは顔が見えないネットなら尚更なんです。

当たり前のような話ですが、その考えをネット上に反映出来ている地方の事業者さんは本当に少ないんです。

「インターネットを活用する」というと何やらそういうことが苦手な方は凄くテクニカルなことを想像してしまいがちですがそれは大きな誤解。むしろ逆なんですよね。

気持ちや熱量が伝わりにくいネットだからこそ遠く離れた全国の多くの人に興味を持って頂き足を運んでいくためには、十分な時間をかけ、ある意味「人間臭く」自分たちの魅力を発信していく必要があります。

もちろんvol.2でも述べた通り想いだけではどうにもならない部分もあります。そういう場合は専門の業者さん、もしくは知見のある方にそれなりのコストをかけてサポートしてもらうのも一つの方法でしょう。誰もが自力でホームページを作れるようになる必要なんてありません。

でもそんなことより、何よりも忘れてならないのは

「なぜそれが必要なのか?」

を誰よりも自分たちが理解し、そこに継続して手間や労力を惜しまないこと。そしてそのための「覚悟」なんです。隙間時間や空いた予算で効果が出せるほどネットの活用は甘いものではありません

「ネットを使うから上手くいく」のではなく
何をしたら良いかの先に「そうか、ネットを使うべきだ」が出てくるはずです。

そのことを今回の3つの記事を通して少しでも感じていただければ幸いです。

それではこのあたりで締めさせて頂こうと思います。
長文駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました!

ではではこのへんで〜。

【これからの地方がネットを活用して全国から集客するために必要なこと 3/3】

ABOUTこの記事をかいた人

カマダダイスケ / Qtaro

秋田県在住のフリーランスWeb屋。CLOCKNOTE(このサイト)の管理人。Web制作業の傍らこのサイトの運営を通じて地元秋田の良さを全国に届けていくための取り組みをしています。取材希望・各種ご相談はお問い合わせよりメールにて承っております。お気軽にどうぞ!