働く秋田の女性の暮らしにイロドリを。オフィスデザインファーム代表 Webデザイナー「遠藤貴絵」さんインタビュー(後編)

秋田県Webデザイナー 遠藤貴絵

秋田県秋田市内にデザイン事務所を構えるオフィスデザインファーム代表、Webデザイナー「遠藤貴絵」さんインタビュー後編です。前編をご覧になっていない方はまずは以下よりどうぞ。

Webに関わる仕事や自身のブログを通じて「Webを上手く使えば奇跡が起こる可能性がある!」そんなことを身を持って経験してきた遠藤さん。同時に自身が身を置く秋田のWebの活用が十分ではないことに強く問題意識を持つようになります。

秋田を変えようと立ち上がる若者、秋田で働く女性。それらがもっと上手く繋がっていければ秋田は確実に変わる。秋田の暮らしをもっと楽しく、豊かに出来る。

そう考えた彼女は動き始めます。

チャレンジ!働く女性のためのWeb情報発信講座 開講

働く女性のためのWeb発信講座_01第一回「働く女性のためのWeb情報発信講座」 – 秋田市 にぎわい交流館au

── ところで先日は「働く女性のためのWeb情報発信講座」お疲れ様でした。Web初心者の方にも分かりやすい説明ですごく良かったと思います。

遠藤 ありがとうございます♪

── ここ1ヶ月半くらいで急にやろうと話が進んだものだったようなんですが、あのセミナーはどういったキッカケで開催したものなんですか?

遠藤 そうですね、今年(2016年)の2月に秋田市内のとあるイベントで人前で自分の仕事について少しプレゼンさせて頂く機会があったんです。

そのときは持ち時間が3分だったんですが…話してみるともっと伝えたいことあるな、3分じゃ全然収まらないなって思ったんですね。うん…セミナーしよう!と思ったのはそれがキッカケです。

── なるほど。

今だから言える舞台裏。初主催セミナーを終えて

遠藤 今までは人前に出ることも嫌で…あんまり、というか全然そういうことはして来なかったんです。

── あれ?じゃあこの間のセミナーが…その、本当に初めてという感じだったんですか?

遠藤 初です初です!主催初ですよー!

── ほぉーー…。(←感心してる)

遠藤 ふふふー (笑)。

── いやぁー、そうですか。うん、良かったです。結構慣れてるのかなーと思って見てました。

遠藤 いえいえ(笑)。先日のセミナーは自分にとっては新しい試みというか…ホントに0からのスタートだったんです。

働く女性のためのWeb発信講座_02

遠藤 だから正直前日までは「明日かー、どうなるんだろー?」みたいな感じでしたね…。プレゼンもまともに一回も練習出来てなくて、しかも当日用の資料が一回古いやつで「あー!やばい!」って(笑)。

── あはは!失くしたんですか?

遠藤 うん、うん…(笑)。でもなんとかなったから…良いんです♪(笑)。

── (笑)。いやいやそうでしたか…。それは改めて色々とお疲れ様でした。

悩める秋田の女性事業家の力になりたい

fin_iv-endoutakae-02_img_01※写真はイメージです

遠藤 あとセミナーのタイトルにもありますが「女性」というのがキーワードなんです。

秋田の女性って…何て言ったら良いのかな?コミッと(事業を)やっている方が凄く多いんですよ。

── あー分かります。女性の事業主の方がホント多いんですよね。

遠藤 そうなんですよ。ただ始めたは良いけどまもなく辞めてしまう、という方が本当に多くて…。

もちろん皆さん(自分たちの商品や活動を)広めていきたいとは思っているはずなんですけど、なかなか繋がりが出来なかったり、情報共有出来なかったり、Webで情報発信と言われても良く分からないしで、悩みを内に抱えてしまって。どうしたらいいのかなぁ…となるうちに次第に辞めてしまいがちなんです。

── なるほど…。

遠藤 そういう方の多くはその事業に100%注力出来る訳ではないんですよ。他にもやることがありつつ(限られた時間の中で)50%くらいでそういう活動してます…とか。プチ起業みたいな人が多いんですね。

── 旦那さんも働いていて子育てがある中で事業を始める、なんて方も多いでしょうしね。

遠藤 そうなんです!でもそれって当たり前じゃないですか。

だからこそそういう女性がちょっと働きつつ…、子育てもできて…と出来るように環境を整えていくのって、凄く大事だと思いません?

── 思います思います。

働く女性のためのWeb発信講座_03セミナーでは参加者の方にお話をしてもらう場面も

遠藤 そう。だからこの間のセミナーは第一回でしたけど、これは定期的に続けたいなと思ってるんです。やっぱりWebで繋げるといっても、まずアナログに人と繋げていかなければいけなくて…そこが一番難しいんです。今見えない層を如何にこう、Webに興味を持ってもらえるようにするというか…。

── うんうん。

遠藤 あとはこういう状況なので、地域に根付いたニッチなコンテンツ(メディア)って今凄く求められていると思うんです。TwitterやFacebookのような大手のメディアではなく、もっとターゲットを絞ったものが必要だなって。

── なるほど。それがこれから始まる「IRODORI(イロドリ)」に繋がっていくわけですね。

まもなく始動!秋田で働く女性のためのオリジナルSNS「IRODORI(イロドリ)」

IRODORI(イロドリ)ロゴ※サイトは現在準備中。メンバー応募フォームはこちら

── 自分はこの間のセミナーでお話お伺いしたので内容把握していますが、改めて「IRODORI(イロドリ)」とは何のか、教えてもらえますか?

遠藤 はい。IRODORIは働く女性のための秋田限定オリジナルSNSです。孤立しがちな働く女性同士が繋がる場であり、皆さん自らに情報発信していただく場としても活用頂けるものです。

まず今ってネット上のサイトが飽和状態というか、入り口が分散しすぎてるんです。そういった中で皆さん各々情報発信しようとしたり、「ホームページ作ってください!」「(検索で)1位にしてください!」とはなるんですけど…、多くのファンがいる有名人ならともかく0ベースで始めて自分たちのところに興味を持ってもらったり、PRをしていくのってすごく手間も時間もかかることじゃないですか。

── うんうん、ですね。

IRODORI 誕生の経緯遠藤さんのHPより引用させて頂いています。引用元はこちら

遠藤 そう。だからホームページを持つことも、Facebookやアメブロを更新することももちろんやるに越したことはないんですが、もっと「あなた」に特化した、働く秋田の女性にマッチングしたコンテンツ(メディア)から発信してもらった方が効率が良いだろうなと考えたんです。

Web活用と言われてもイメージが湧かない人は凄く多い

うし遠藤さんの事務所にいる牛のぬいぐるみ

── Webの活用に関してセミナーなどでフォローしていくだけではなく、IRODORIというメディアを作り皆が発信するための場も与えていこうと考えられたわけですよね。もちろんあった方が良いだろうなというのはこれまでの話から十分感じられるんですが「これは作らないとダメだ!」と遠藤さんを突き動かしたものって何かあるんでしょうか?何か分かりやすいキッカケがあったとか?

遠藤 そうですね…それは「必要だと思う機会があまりにも多過ぎたから」ですね。

さっきも少しお話した通り、やっぱり秋田の女性ってWebの活用と言われても良く分からない方が凄く多いんです。
仕事柄秋田でお仕事をさせて頂いているとWebを使うことだったり、情報発信に関する相談って凄くたくさん頂くんですね。その度に自分も「じゃあまずはアメブロから…」という風にアドバイスさせて頂いたりしていたんですが、そうは言っても難しい部分があるし…。何より秋田で働く女性の悩みの解決に適したもの(取り組みやWebサイト)ってないな~とずっと感じていたんです。

── なるほど。

遠藤 それで、もうこれは(そういう悩みに特化したものを)作ってしまったほうが早い!ってなったんです。そういうものがあれば秋田の女性に対して「ここから始めたらいいんですよ!」って自分も説明しやすいじゃないですか。

── うんうん。

IRODORI(イロドリ)イメージIRODORIイメージ(遠藤さんのHPより画像をお借りしています。引用元はこちら

メンバー自らが更新して情報発信出来る場に!

endou takae - 遠藤貴絵

── となると、秋田で働く女性同士が繋がりを強める場であり、「秋田でこんなことしている女性がいるんだ!」といった情報をより見つかりやすくしていくための存在がIRODORIが目指す位置付けになりそうですね。実際どういった感じで運用していくことになるんでしょう?

遠藤 そうですね、まず秋田で働いている女性であればどなたでもIRODORIメンバーになって頂くことができますが、IRODORIで発信していくためには専用のアカウントが必要になります。メンバーになって頂いて、アカウントをお渡しして、その後IRODORIで発信出来るようになるという形です。

2016年5月よりメンバーの一般募集を開始したようです。詳しくは以下よりどうぞ。

── ふむふむ。

遠藤 あとメンバーの募集に関してですが、そこまでシビアに絞っていくつもりはありません。

もちろん全くやる気のない方をメンバーに招く…ということはしませんが、秋田で働く女性皆さん自らにどんどん発信してもらう場として活用頂きたいので、IRODORIに興味を持っていただけた方はまずはお気軽に相談頂ければと思います。

IRODORIで予定しているサポート活動、今後の展望等

── ちょっと気になったのは、当たり前ですがIRODORIという発信する場を与えられたとしても初めから上手く情報発信が出来るわけではないじゃないですか?

遠藤 うんうん、そうですね。

── なので各々に更新してもらうとしても、何かしらフォローは必要だと思うんです。例えば「実際に記事を書くときはこういうことを注意しなきゃいけないですよー!」みたいな。メンバーへのサポートだったり、勉強会だったり。そういう取り組みって何か考えたりしていますか?

働く女性のためのWeb発信講座_04メンバーへのサポートにも今後期待したいところ

遠藤 そうですね。そういったメンバーをフォローするような取り組みも今後やっていきたいなとは考えています。ただ…私の場合これがメインの仕事というわけではないので、どのくらいそこにパワーが割けるかなというのが…うーん、今は正直なところです(笑)。

気持ち的にはドンドンやっていきたいんですけどね!

── この間のセミナーなんかはそういった人を集める(IRODORIに興味を持ってもらう)入り口としてはすごくいいなと思ったので、あとはそういったサポートもあるとより秋田で働く女性にとってIRODORIが重要な存在になっていけそうですよね。

遠藤 うんうん、そうですね〜。まだ具体的な予定は決まっていないですが、後々そういったフォローにも力を入れていきたいなと思います。

── 分かりました、ありがとうございます!

さいごに:遠藤貴絵さんよりメッセージ

デザインとWebの力で秋田を変えていく。オフィスデザインファーム代表 Webデザイナー「遠藤貴絵」さんインタビュー(前編)|CLOCKNOTE

── では最後に。IRODORIの話でももちろん良いですし、それ以外に秋田でこれからこういうことをやっていきたいということでも何でも良いです。今後の意気込みとか「こういう人ぜひ連絡ください!」とか、何か一言メッセージをお願いできますか。

遠藤 はい、そうですね。これから何かを始めようとしている女性とか、スタートアップを志す人とか、そういった方と今一番出会っていきたいなぁと思っています。

IRODORIに関してもコンテンツ(メディア)ってたくさん人がいればいるほど、盛り上がると思うし、広まりも早いと思うので…、途中でもお話しましたがWebが上手く使えてないだったり、あまり知られてないけど凄く面白い活動をされているだったり、そういう今見えていない層の方ともどんどん繋がっていきたいです。

── うんうん。

遠藤 あとは…セミナーも開催していきたいです!私自身が伝えていきたいことがあるというのもそうなんですけど、協力してくれるプレゼンターさんが「どんな話するんだろう?」というのが単純に興味があるんです。何ていうのかな…プレゼンが魅力的な人って、絶対面白い人だと思うんですよ。

── うんうん。

働く女性のためのWeb発信講座_05セミナーにて。当日は遠藤さん以外の4名によるプレゼンも行われました

遠藤 そう。夢を語るって…その、ふわふわした夢とかではなくて。強い意志を持ってみんなの前で語るっていうのは、結構大事だなぁって。言ったら「やらなきゃいけない!」という気にもなりますし。

── ですね。分かってたつもりのことでも、相手に向かって言葉にすると腹落ちしたりとか…

遠藤 そうですそうです。それが周りに対しての刺激にもなるじゃないですか。「あーあの人はこういうことをやろうとしているんだなぁ~」って。そういうのって…何だろう、単純に楽しいな~って思うんです♪

だから自分もそうだし、みんなに発信してもらう場を今後も作っていきたいなと思います。

── 分かりました。ありがとうございます。

色々と面白いお話が聞けてとても楽しかったです。
Webデザイナーとしての遠藤さんのご活躍はもちろん、今後のIRODORIの取り組み・動向にも注目させて頂きます。今日はお忙しいところ本当にありがとうございました!

遠藤 こちらこそありがとうございました!


【編集後記】

という訳で、オフィスデザインファーム代表「遠藤貴絵」さんへのインタビューを前編後編に分けてお送りさせて頂きました。いかかでしたでしょうか。

実際に彼女にお会いしたのは初めてだったんですが、デザインから感じられる柔らかい人柄も感じさせつつ、意志の強さや行動力も兼ね備えたとっても魅力のある女性でした。既に十分過ぎるくらい名前が知られている彼女ではありますがデザインのコンセプトも地方の取り組みと凄くマッチしていると感じますし、これから更に活躍の場を広げていくことと思います。

特に秋田で働く女性の皆さんには是非この機会に遠藤貴絵さんの名前、覚えて頂きたいですね。後編でたっぷりお話し頂いた「IRODORI」に興味を持った方、メンバーになりたいな、私でもなれるのかな?と思った方は一度オフィスデザインファームに問い合わせしてみることをおすすめします。熱い想いさえあれば、彼女はきっとあなたの力になってくれますよ。

※以下メンバー条件は2016年5月時点のもの(遠藤さんHP内、下記応募フォームより引用)

IRODORI(イロドリ)メンバー条件|応募フォーム

応募の際は「CLOCKNOTEを見た」と伝えて頂くと話がスムーズです^^

ではでは今回はこのへんで。

(聞き手:Qtaro)

今回お話を伺った方
遠藤貴絵 秋田県 Webデザイナー
遠藤 貴絵(endou takae)
Webデザイナー/オフィスデザインファーム代表
北海道苫小牧市出身。2007年に秋田県内の美術短期大学に進学、卒業後秋田県内の企業にて6年程Webデザインとグラフィックデザインの仕事に携わる。2015年にオフィスデザインファームを立ち上げフリーランスのWebデザイナーとして独立。本業の傍ら秋田の情報発信推進事業を立ち上げ、Web活用に関するセミナーの主催や秋田県内の働く女性を支援するための活動も行う。
  office-design-farm|HPデザイン事務所 farm
秋田県Webデザイナー 遠藤貴絵

ABOUTこの記事をかいた人

カマダダイスケ / Qtaro

秋田県在住のフリーランスWeb屋。CLOCKNOTE(このサイト)の管理人。Web制作業の傍らこのサイトの運営を通じて地元秋田の良さを全国に届けていくための取り組みをしています。取材希望・各種ご相談はお問い合わせよりメールにて承っております。お気軽にどうぞ!