秋田県全域で見れば自然豊かな観光スポットは数多くありますが、改めて調べてみると実は秋田市内だけを見ても意外とあるんですよね。秋田生まれの自分ですが「こんな場所もあったのか!」と気づかされる毎日です。いやいやホント秋田は広い。
そんなわけで今回は秋田市中心部から車で30分ほどでいける滝の名所、大滝山自然公園の「道川大滝」に行ってきました。
秋田市内に仕事・用事があって来ている方、秋田に遊びに来ていて2、3時間隙間時間ができたという方。ちょっと足を延ばして大自然の中で涼しさと静けさを感じに足を運んでみませんか?
滝に行く前に寄り道:大滝山温泉 神の湯(土日のみ営業)
秋田市中心部から向かう場合は県道72号線で秋田北IC方向に進み、IC入り口直前で田んぼ方向に左折。その後すぐに右折して県道231号線に出た後、まもなく更に右折。県道41号線まで来れたらそこからは道なりで道川大滝に辿り着けます。
まずは道川大滝に向かう途中の「大滝山温泉 神の湯」という場所に立ち寄ってみることに。
ちなみにこの日は秋田公立美術大学に通う美大生2人が一緒に付いてきてくれました。
こちらが神の湯の正面入り口。
昔は平日も営業していたようですが、今は 土日のみ営業しているようです(訪問日は平日)。
「あーカエル!」「キモい!かわいい!!」「素材素材…」「これはテクスチャに使える」なんてことを口にしながら写真を撮ることに余念がない美大生二人。
あぁ多分これがこの年代の普通の感覚…
ではないだろうなという判断は割と早めに下しました。
コンセプトのぶれぶれ感が否めないですが、こんな赤い橋もあります。
先に言った通りこの日温泉は営業してなかったんですが、結構景観が楽しいので自然の写真撮るのが好きな方は滝に行く前に立ち寄ると面白いかもしれません。
【道川大滝】休憩所に駐車。そこから徒歩で約5分
大滝山温泉から10分くらい車を走らせると、休憩所と大きめの駐車場が右手に見えてくるので車の方はそこに駐車します(この日は平日で他に誰もいなかったので写真の車の停め方は超適当です。あまり参考にしないでください…)。
ちなみに神の湯からこの休憩所までの山道は結構道が細くてキツいカーブも多いので、運転する方は要注意です。
駐車場に車を停めたら徒歩でテクテクと坂を下っていきます。
5分くらい歩くと「道川大滝」の看板があるところに到着。
そこから更に1、2分ふざけて歩いていると・・・
間も無く滝が見えてきます。
道川大滝 到着
道川大滝到着。実際間近で見ると意外と大きい!!
高さはそこそこですが水量はかなり豊富。このくらい滝に近くと「ゴォォォーーーッ!!!!」という激しい水の音で、声を張らないと相手の声が聞こえずらいくらいです。
↓サイズ感的には下の写真の感じが分かりやすい。
滝の方から来た道を見渡すとこんな感じ。何の飾りっ気もないThe自然。のどかだなー。
↓躊躇なく水に入る二人。
この日(7/19)は曇りでそこまで気温も高くなかったのでだいぶ水が冷たく感じましたが、真夏であればかなり気持ち良さそうです。
あと二人は素足で入ってましたが、水に入るのであれば絶対サンダルとか履いた方が良いです。結構石がゴツゴツしているところもあって素足だと危なそうでした。
なかなか自然の中で水遊びできるような場所は今は少ないですからね。都会の方であれば大人の方でも楽しめるんじゃないでしょうか。
しばらく水に触れたり写真を撮ったりした後、来た道を戻って帰ります。
歩いていても聞こえてくるのは鳥の鳴き声、風の音くらい。
秋田市内ではありますが、緑豊かな自然の中で静かな時間を過ごせます。
せっかくなので休憩所にも寄ってみた
駐車場に戻ってきてそのまま帰ろうとしたんですが、せっかくなので休憩所にも立ち寄ってみることに。
左側の手すりのある方が休憩所、正面のドアが開いてる方は管理人さんの部屋です。
早速休憩所に・・・っておい。
この時期平日に学生が来ることは珍しいみたいで、「どうぞどうぞ中へ」と歓迎してもらえました。すみませんお邪魔します・・・。
管理人さんが「こんなの知ってる?」と奥から取り出してきてくれたレトロなゲームをおもむろに始める美大生。
他にお客さんもいなかったので、少し休憩させてもらうことに(管理人室で)。
30分後
がっつりハマる二人。
※管理人室での休憩・ゲームの提供は普段は行ってません(たぶん)
休憩所は夕方5:00まで利用可能
わざわざ明かりを点けて頂き、休憩所の中も見せてもらえました。夏は土日や連休になると散策しにきた人たちがご飯を持ち寄ってこの休憩所を利用して食事したりするそうです。
休憩所は8:30から17:00まで使えるみたい(冬季定休)。
管理人さん曰く「これから秋になると窓から見える紅葉がすごく綺麗」とのこと。
もみじの種類のせいなんだそうですが(山もみじ?)、夏のこの時期でも葉が赤く綺麗に色づいているところがチラホラ見られました。これは確かに秋の様子も見てみたい。
休憩所内の壁にはこのあたり近辺で撮られた綺麗な写真がずらずら並んでいるので、写真好きな方は見ると結構楽しめると思います。
雪景色の中にある滝、かっこいい。道中の山道が冬危なそう過ぎて来れる気がしないけど・・・。
【夜ご飯】ふわふわ生地が特徴のとんぼ亭でお好み焼き
しばらく休憩所でゆっくりさせてもらった後は車を走らせ秋田市中心部に戻りつつ、この日はお好み焼き屋さんのとんぼ亭で晩ご飯を食べることに。
ちなみに道川大滝からは車で25分くらいの場所にあります。
とんぼ亭さんと言えば壁一面に貼られたメニュー。
写真に映ってるのはもんじゃやサイドメニューのメニューですが、他の壁にお好み焼きのメニューも貼られています。見てるだけで楽しい(そして全然決まらない)。
お好み焼きは自分で焼くこともできるし
お店の方に焼いてもらうことも出来ます。
注文を届けてきてくれた時に自分で焼くか、焼いてもらうかを聞いてくれるので好きな方を選びましょう。
で、ちょっと待ちます。なんか腹立つ。
意外な才能を見せる美大生。
ナチュラルに邪魔してくる美大生。
とろけたチーズを目の前にテンションがあがる美大生。
フタがチーズ臭いと笑い転げる美大生。もうなんでもありだな。
ちなみに今回は3種類「えび」「コーンチーズ」「やまかけ焼き(豚入)」を頼みました。
どれも美味しかったんですが、個人的にはこの山芋のやつが美味かったかなー。食感フワッフワ。青のりと相性抜群でした。
食べると静かになる二人。平和なひととき。
お好み焼きの後ソバ飯もたいらげ・・・
シメにココナッツアイスを喰らい(これが何気に美味かった)
元に戻ってお好み焼き終了。もう分かったよ、元気なのは。
そんな感じでこの日のぷち旅行は終了です。
おわりに:旅のふりかえり
というわけで、秋田市内で楽しめる滝スポット「道川大滝」で自然を満喫したあと市内中心方面に戻りつつ、とんぼ亭さんのお好み焼きで締めるコースでお出かけしてきた様子をお届けしました。
道川大滝に関しては、休憩所の管理人さんが教えてくれた通り、秋の紅葉もかなり綺麗らしいので、また違った時期にも足を運んでみたいなと思える場所でしたね。
最初に立ち寄った神の湯はこの日は定休日でしたが、自然に囲まれた景観が楽しいので、温泉入る入らないは別として田舎らしい自然を体験したい方は休憩がてら寄るのも良いと思います。
車であれば秋田市中心部から30分ほどという、比較的サクッといける距離なので、ちょっとした空き時間ができてしまった時、秋田の自然を満喫しに「道川大滝」足を運んでみてはいかがでしょうか。
手軽に夏を感じられる観光名所道川大滝を含む、秋田市内プチ観光の様子をお届けしました。
ではでは今回はこのへんで。良い夏の旅を!
【今回訪れた場所】
名称 | 大滝山温泉 神の湯 |
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住所 | 秋田県秋田市上新城道川愛染9 Google Mapで確認 |
営業時間 | 9:45~18:00(土日祝日のみ営業) |
サイト | 公式HP:大滝山温泉神の湯 | 観光情報 | あきたファンドッとコム |
メモ | 駐車場あり。訪問時は平日のため営業を確認出来ず。公式サイトによると土日は営業している模様。日帰り入浴のみ可とのこと。 |
名称 | 道川大滝(大滝山自然公園 敷地内) |
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住所 | ※住所情報確認出来ず(大滝山温泉 神の湯から車で10分程度) Google Mapで確認 |
営業時間 | 特になし(冬季は危険。休憩所は8:00〜17:00) |
サイト | 公式HP:秋田市 – 農地森林整備課 – 大滝山自然公園 |
メモ | 駐車場あり。冬季は休憩所定休(雪の時期の道中の山道はかなり危険、訪問はおすすめしない)。公園内はキャンプ等が可能とのこと。 |
名称 | とんぼ亭(お好み焼き・鉄板焼き) |
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住所 | 秋田県秋田市外旭川八幡田209-4 Google Mapで確認 |
営業時間 | 12:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~23:00(L.O.22:15) 水曜日のみ 17:00~23:00(L.O.22:15) |
サイト | 参考:とんぼ亭 (トンボテイ) – 秋田/お好み焼き [食べログ] |
メモ | 駐車場あり。不定休。12:00~19:00まで全面禁煙。メニュー豊富。 |
※2016年7月26時点で確認した情報です。訪問前に必ず公式サイトや訪問先への問い合わせにて正確な情報を確認をするようお願い致します。
(取材協力:とんぼ亭)