「ミニ四駆の楽しさを秋田でもっと広げていきたい!」
秋田県内で2010年より定期的にミニ四駆イベントを企画・開催するTeam Modify Panoramagic(チーム モディファイ パノラマジック、以下TMP)が先日12/3・12/4「TMP 秋田ミニ四駆フェスティバル」と称し、秋田市御所野にある秋田県中央シルバーエリアを会場に、2日間ミニ四駆イベントを開催しました。
「初心者」から「ガチ勢」まで楽しめるミニ四駆イベント
今回TMPが主催したミニ四駆フェスティバルは会場となった秋田県中央シルバーエリアとの連携により2つのプログラムを実施。
- 12/3(土)・・・第2回ミニ四駆 親子体験教室(事前予約制、先着40組)
- 12/4(日)・・・第42回大会(予約不要、自由参加)
イベント会場:秋田県中央シルバーエリア(秋田市御所野)
初日12/3(土)は今年8月の盛況を受けて開催した第2回ミニ四駆 親子体験教室(前回の2倍近い募集をかけたにも関わらずあっという間に定員近くまで集まったとのこと!)。
翌日12/4(日)はTMP恒例のレース会、第42回大会が開催されました。
【脱落者続出】TMP史上最長438mの難関コースでの開催(第42回大会)
12/4(日)、第42回大会決戦の舞台となったコースは
なんと全長438m!(しかもループ付き)
これはTMP開催史上最長かつ国内でも有数の大きさとのこと。
完走重視のセッティングで行われた前回第41回大会とはかなり趣の異なる、上級者も脱落続出な難関コースでの開催となりました。
シード権獲得をかけた予選が行われ、その後本戦がスタート。
脱落者続出の中、決勝に勝ち残ったのがこちらの3台のマシン。
結果は青いしろくまのマシンが3位、真ん中スプラトゥーンのマシン(以下写真左)が2位、写真奥の黒のマシンが優勝となりました。
(入賞された皆さんおめでとうございます!!)
全参加者完成!「ミニ四駆 親子体験教室」も盛況
大会前日12/3、事前予約制で開催されたミニ四駆 親子体験教室も賑わいを見せました。
前回第一回の盛況を受け第2回開催とのことですが、今回も定員ギリギリの40組の応募があり盛況。先で紹介した大会とは異なり、こちらの教室は初めてミニ四駆を作るお子さんも多く見受けれ、初心者も参加しやすいイベントとなっています。
代表佐藤さん曰く、前回開催の際、ある程度制作が進んだ段階でサポートを求める声が相次ぎバタついてしまった反省を活かし今回はメンバーを増員したとのこと。
TMPメンバーの手厚いサポートの甲斐もあり参加者全員無事完成するに至りました。
体験教室で制作したマシンは作って終わりではなく、なんと会場内の体育館に用意されたコースで試走が可能でした。いきなりこんな広いコースで走らせることができるなんて羨ましい!(体験教室用にコースの難易度は調整されています)。
その後その場でトーナメントが組まれ大会が開催。
自分で作ったばかりのマシンで大会に参戦する参加者たち。
はじめてミニ四駆を作った子供たちはかなり興奮した様子でした。
【息の長い第3次ブーム】かつてのミニ四駆少年の回帰がポイントか
デモンストレーションで圧倒的な走りを披露したTMPメンバーのマシン
現在のミニ四駆ブームは2012年頃から始まった「第3次ブーム」にあたるもので、このブームは当事者の方からしても比較的「長く続いている」と感じているようです。
ブームの息の長さを支えている要因はいくつかあるかと思いますが、今回のイベントを通じて筆者が感じたのはダッシュ四駆郎やレッツ&ゴーといった大人気ミニ四駆漫画が連載されていた、ミニ四駆第一次ブーム、第二次ブームの時期にガッツリとミニ四駆にハマっていた
かつてのミニ四駆少年たちの回帰
がやはり大きな要因の一つだろうだなということ。
約20〜30年前、当時のミニ四駆少年たちの多くは現在30代40代のお父さんお母さんとなり、ちょうどミニ四駆に没頭していた「あの頃の自分たち」と同じくらいの子供たちと一緒にミニ四駆作りを楽しんでいる、そんな様子が会場内でも多く見受けられました。
1台1万円越えも!..でも他の遊びに比べれば健全?
アニメヒーローショップ「とらのあな」が出張販売
かつてのミニ四駆少年たちの回帰の実情は確認するまでもなく、なぜなら子供もさることながらとにかくオトナたちが本気なんです(笑)。
お小遣いの制限があり、当時は買いたくても買えないパーツがあったミニ四駆少年たちがオトナになり、経済力を持って復活しまったものだから
作るマシンはもうとにかく「ガチ」
500円程から購入出来るミニ四駆ですが、エースマシンには1台1万円以上注ぎ込むことも珍しくないようです。
筆者も約20年前ミニ四駆にどハマりした一人ですが、近所の友達が集まる田舎の大会で当時目にした走りとはレベルが違います。今回イベントで目の当たりにした全国レベルのマシンの速さには圧倒されっぱなしでした。
こうして聞くとすごく贅沢な遊びに聞こえますが、TMPメンバーの方にしろ参加者の皆さんにしろ揃って口にされていたのは
他の遊びに比べれば安上がりだし健全
ということ(確かに)。
大人が本気で楽しめる遊びとしては非常に安く済む趣味と言えるし、しかもそれを子供と一緒になって楽しめる。小さいお子さんのいるご家庭にとってミニ四駆ほどちょうど良い趣味はなかなかないかもしれません。
ミニ四駆の楽しさをもっと秋田で広めていきたい
体験教室後の大会の進行をする TMP代表佐藤さん(写真左)
少しずつ秋田市内でもミニ四駆を楽しんでくれる人が増えている手応えを感じるコメントをしてくれながらも
「全国的にみてもここまで大きなコースで開催しているミニ四駆イベントは多くない」
「県内外問わず、更に多くの方に足を運んで頂けるイベントを企画していきたい」
と今後の展望をお話してくれたTMP代表佐藤さん。
隣県青森では同じような取り組みをしていて100人、150人規模で開催しているところもある、というメンバーの方からのお話もあったのですが、TMPとしても今後そういった数字が一つ目指すところとなるのかもしれません。
また前回今回とTMPにイベント協力の話を持ちかけた、秋田県中央シルバーエリア担当の方にもお話を伺うと
「無料で人数も少なく盛り上がりにかけるようなイベントにしてしまうのではなく、多少参加費は頂いたとしてもこちらの準備もしっかりして、本当に『楽しい!』と思ってもらえるイベントにしたかった」とお話ししてくれました。
「選ぶ楽しみ」「作る楽しみ」そして「走らせる楽しみ」を同時に体験できる形で開催された親子体験教室。そしてガチ勢も(悲鳴をあげるほど?)楽しめたTMP恒例のレース会。
街の賑わいづくりにも繋がり、子供たちの楽しさをも創出する両者の取り組みは同市内にとって今後更に貴重な存在となってくれそうです。
おわりに
TMP主催のミニ四駆イベントは年数回の頻度で随時開催中。
次開催詳細はまだ未定とのことですが、第43回大会は2017年1月後半~3月頃を検討しているとのこと。詳細は決まり次第ブログでお知らせするようです。
「今日一番ダメだった走りを思い出してください!」という筆者の謎のオーダーに応えてくれるTMP皆様。ミニ四駆好きの優しい方ばかりです!
「県外の上級者の方も、ミニ四駆がはじめてという方もお待ちしております!」
とメッセージをくれた代表佐藤さん(写真下段真ん中)。
かつてのミニ四駆世代のお父さんお母さんが子供以上に熱くなってしまうこと必至なTMPが開催する秋田県内最大規模のミニ四駆イベント。はじめての方もミニ四駆初心者の人でも非常に気軽に参加しやすい雰囲気ですよ!
ご興味ある方は是非次開催のイベントに足を運んでみてください。
それでは今回はこのあたりで。ではではー。
イベント | TMP 秋田ミニ四駆フェスティバル |
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場所 | 秋田県中央シルバーエリア(秋田県中央地区老人福祉総合エリア) |
住所 | 秋田県秋田市御所野下堤5丁目1-1 |
参加費 | 12/3:第2回ミニ四駆制作 親子体験教室・・・親子1組1200円(要事前予約) 12/4:第42回大会・・・大人500円、小学生以下100円(自由参加) |
URL | 【募集】親子体験 ミニ四駆教室 | 秋田県老人福祉総合エリア 12月4日大会・タイムスケジュール 注意事項等 |
補足 | 駐車場無料、施設休館日 毎週月曜日 |
【取材協力】
秋田市ミニ四駆人気再燃計画~Team Modify Panoramagic~
秋田県中央地区老人福祉総合エリア(中央エリア)