『朝』みんなで『ぷらっ』と散歩に出かけましょう!
そんな誘い文句と共に今年2016年より五城目町でスタートした新たな取り組み「ごじょうめ朝市plus+」を皆さんご存知でしょうか?恥ずかしながら自分はつい先日まで知りませんでした。
そのごじょうめ朝市plus+が先日8/7、夏限定で「浴衣de朝市plus+」として開催すると主催者の方からご案内頂き「なんだか面白そう!」とふらふらと遊びに行ってみることに。
訪れて感じたのは古き良き伝統と新しいチャレンジの共生。
活気を失いつつあった500年以上の歴史を持つ五城目町の朝市に起きた変化と「今の魅力」を肌で感じてきました。
そもそも「ごじょうめ朝市plus+」ってなんだろう?
今回参加した「浴衣de朝市plus+」というイベントは今年2016年から始まった新しい取り組み「ごじょうめ朝市plus+(ごじょうめあさいちぷらす)」の夏(8月)限定バージョンとして開催されたものです。
そもそもここ五城目町では「定期朝市」が古くから行われていて、現在も毎月下一桁に「0、2、5、7」が付く日に開催されています(例:2日、5日、7日、10日、12日…)。
その従来からある開催日の「日曜日にあたる日」(全14回)がごじょうめ朝市plus+、として開催されています。
町民の想い:このまま町のシンボルである朝市が廃れていくのは嫌だ!
「朝市と城のある町」というコピーも掲げているほど、五城目町を語る上で欠かせない存在である朝市。
しかし時代の流れと共に朝市の活気は失われていき、出店者も徐々に高齢化。町自体の人口減少の影響もあってか、近年はかなり閑散とした状態が続いてしまっていたとのことです。
かつての朝市の様子(朝市通り近く ふれあい交流館内にて)
そこに「朝市をこのままにしてはダメだ!」と役場の商工振興課、地域おこし協力隊、町民有志が集い、五城目のシンボルである朝市を再び活気あるものにしようと2、3年ほど前から少しずつ動き始めたとのこと。
そして今年2016年。先にもお伝えした通り、定期朝市の開催日の日曜にあたる日(全14回/年)を「ごじょうめ朝市plus+」と命名し、昔ながらの定期朝市の雰囲気はそのままに、若者の出店や新しいチャレンジを応援する場としてスタートさせるに至ったようです。
地元五城目町民の理解を得ながら、3年かけて少しずつ変化。
今回の浴衣de朝市plus+含む「ごじょうめ朝市plus+」の企画・運営に携わる五城目町地域おこし協力隊の石田さんにお伺いすると
「着任した当初からこの朝市はずっと『なんとかしたい!』と思っていた。」
「3年かけてようやくここまで来れた。」
「最近は若い人の朝市への見方が変わったことを実感できることも多く、非常に嬉しい。」
とお話してくれました。
活気が失われた状態となってしまっていたとは言え、地元五城目町の方たちにとってはアイデンティティと言っても過言では無い朝市。当然昔から今に至るまで利用している地元の方に変化を受け入れてもらう必要がありました。
いきなり大きく変えてしまうのではなく、少しずつ新しい取り組みを交えていくこと。地元の方の理解を得つつ時間をかけて変化させていくことを大切に、慎重に取り組みを進めてきたとのことです。
若者や新しいチャレンジを志す人が積極的に活用し始めた
石田さん曰く「決して従来の朝市から参加ルールなどを大きく変えているわけではない」というこのごじょうめ朝市plus+。だからこそ「魅せ方」をどうするかが何より大事だったということもお話ししてくれました。
「朝ぷら」は若者出店や新しいチャレンジを応援する場であるということを発信すること、そして実際に出店してもらうための呼びかけにはかなり力を入れてきたとのことです。
その甲斐もあり、最近では若者を中心に朝市への興味や捉え方も大きく変わってきたのを感じることも多くなってきたようで、この「朝ぷら」を新しい事業を試験的に始めることの出来る場、反応を試す場として認知してもらえるようになり、出店を強く促さずとも積極的に活用してくれるようになってきたようです。
地元企業が子供たちの学びのための場としても活用
また今回の浴衣de朝市plus+では五城目町BABAME BASEに拠点を構える合同会社G-experienceさんが主催する「キッズクリエイティブマーケット」という子供向けの教育プログラムで、子供たちに映像作品を企画・制作してもらい、実際に朝市に出店して販売するまでの一連の流れを体験してもらう取り組みも行われていました。
昔ながらの朝市というだけではなかなか子供達に参加してもらうことは難しい気がしますが、自分たちが手がける映像作品となれば、やはり興味関心も全然違ってくるんだなぁと、当日の子供たちの様子を見て感じさせられました。
(↓当日行われた上映会で自分たちが手がけた作品を見る子供たち。)
地元のシンボルとも言える朝市に地元企業の事業を上手く絡め、無理なく子供たちにも参加してもらう状態を実現するこの取り組み。地元企業の事業のメリットになりつつ、五城目の町づくりのためにもなりうる、非常に興味深い試みだなと感じました。
五城目町に来たら「ごじょうめ朝市plus+」にも遊びに行こう!
朝市通り内「みんなの店あさいち」のきいちごジュース。サッパリしてウマー!
地域おこし協力隊の石田さん曰く「気候が穏やかな春と秋は朝市を楽しむのに最適なシーズン、ぜひ町外の方も気軽に『朝ぷら』しに足を運んでほしい」とのことでした(確かにこの日(8/7)は暑すぎた・・・笑(最高38℃))。
そんな炎天下の中、今回「浴衣de朝市plus+」に参加させて頂いたわけですが、賑わいを取り戻した朝市の雰囲気を楽しめたことはもちろん、何より今の朝市の賑わいを届ける機会を得られて本当に良かったなぁと。
最近何かと面白い動きが多い五城目町ですが、是非これから五城目にお越しの際は朝市にも足を運んで頂きたいなと思います。
いやぁー…にしても。こういう露店で売られている食事(おかず?)ってなんでこんなに美味しそうなんですかね?アチコチ誘惑だらけで大変でした。
暑い、ビール飲みたい、鳥カラ食いたい。
そして今すぐダメになりたい。
何度思ったことか何度思ったことか。(次は絶対食べる)
朝市の中心で唐揚げを頬張りたい
おわりに
※主催者様より許可頂き掲載させて頂いております
ごじょうめ朝市plus+は次開催9/25含め、年内あと5回開催。
日曜日なので県外の方や秋田で五城目町以外にお住いの方も比較的ふらっと遊びに行きやすいのではないでしょうか。
朝市の様子や最新情報はFacebookページ「五城目朝市わくわく盛り上げ隊」にて配信中です。気になる方は是非チェックしてみてください。
ではでは今回はこのへんで!
【情報配信中】五城目朝市わくわく盛り上げ隊|Facebook
【追記】
Facebookで紹介頂きました!
おまけ
これ200円でした(枝まめ)。
野菜がウソみたいに安い(笑)。