10月16日(日)秋田市金足地区の地域団体「かなせの古里会」が主催する「第2回ふれあいフェスティバルin金足」というイベントが秋田市内で開催されました。
参考ふれあいフェスティバルin金足 – 秋田市 油谷これくしょん
かつて小学校だった立地を活用してのオールドカー・バイクの展示イベント。昨年2015年に引き続き行われた第2回のイベントの様子をお届けします。
会場は旧金足東小学校(現:油谷これくしょん)
イベント会場は2010年に廃校となった秋田市金足(かなあし)にある「旧金足東小学校」。
はじめてこの場所に訪れた筆者でしたが、施設周辺はほぼ田んぼ、かつ施設自体は少し高いところに建てられていることもあり開放感のあるとても気持ちの良い場所です。
この日は天気も快晴、校舎前からの見晴らしが最高でした!
秋田のオールドカーオーナー自慢の愛車が続々と集結
イベント開始時間に近づくにつれ、自慢の愛車で会場に訪れたオーナー皆さんが会場内に続々と集結。展示用に並べられていきます。
ちなみに展示されているオールドカーのほとんどは秋田県内にお住いのオールドカーオーナー皆様の愛車でした(一部県外の方もいらっしゃいました)。
全く車に詳しくない筆者ですが、画面越しでしか見たことないような車を実際に生で見れるのはやはり楽しいですね。
子供連れのご家族の方も多く、親子一緒になって楽しんでいる様子が伺えました。
もの凄く昔の車だけが展示されているわけでもないので(以下写真はフランス車の展示エリア)、単純に車好きの方は楽しめるのではないでしょうか。
イベント開始直後は割合として車の方が多かったんですが、時間が経つに連れオールドバイクオーナーの方も続々と到着。
受付の対応をされていた秋田市職員の方に途中お話を伺うと「車は昨年と同じくらい、バイクに関しては前回よりも多くお集まりいただいているかもしれないですね」とお話してくれました。
天気の良い日に自然の中で見る車バイク。最高に絵になりますね。
【要予約】レトロバスに乗っての文化財巡りも同時開催
事前予約制となりますが、レトロバスに乗っての会場周辺の文化財巡りも行われ、当時を懐かしむ中高年の方や、お子さん連れのご家族の方を中心に利用されていました。
バスは文化財巡りが終わって会場に戻ってきたあともしばらく自由に出入り出来るように開放されていて、イベント中は車内を覗いたり、座席に座ってみたりしながら楽しんでいる方が多く見受けられましたよ!
走っているときに乗りたかった!
オールドカー・バイクに詳しくない人が見ても楽しい
オールドカー・バイクの展示がメインの今回のイベントですが、専門知識がない筆者のような人間でも「昔はこんなのが街中を走っていたんだなぁ」と楽しむことが出来ました。
こちらの「リトルホンダ P25」というバイクなんかは親切に説明書きが添えられていて分かりやすかったですね。
2016年現在50、60代の方が小中学生くらいの頃に発売されたバイクのようですね。。世代の方からすると「懐かしい!」といった感じの車種なのでしょうか?
あと筆者が展示された車バイクを見ていて思ったのは、単に「古い」ではなく「レトロ」だということ。
「確かに時代は感じる、でも今見てもカッコイイし欲しくなる!」なんですよね。
どんなジャンルにおいてもその時代毎に流行り廃りはありますし、作り手としてはその潮流を少なからず意識することと思います。
ただ、こういった時代を超えて愛される名車たちを見ていると、プロダクトの価値というのは時代が変わった時に本質が問われる気がしますし、有形無形問わず、モノづくりとは「どこを見て取り組むべきなのか?」。そういったことに対する自身の姿勢を改めて考えさせられました。
…という謎の感傷にも浸るくらい見てて楽しかった、と言いたかっただけです。
こちらのワーゲンバスの前にはワーゲンバス(ラジコン)がちょこん。かわいい。
展示スペースとは別にグッズを販売されている方も。昔の車雑誌等も多く販売されていたので、オールドカー・バイク好きの方も楽しめるものだったのではないかなと思います。
金足地区を盛り上げていこう!地元有志が集い開催
主催の「かなせの古里会」は地元金足地区にお住いの方を中心に結成されている地域団体とのことで、今回のイベントも昨年の第一回、同会場で行われた映画祭の盛況を受け地元有志の皆さんが集い開催されたようです。
イベント中は近隣の秋田県立大学のジャズバンドサークルの皆さんによる演奏や、主催の地域団体に属する方が結成するバンドによる演奏も行われ、会場を盛り上げていました。
前回今回とも、現状は地元の中高年の方が主な参加者とのことですが、実際にイベントに参加させて頂き世代問わず楽しめる取り組みだと感じたので、今後も継続して開催して頂き、より多くの県外の方、若い世代の方にも足を運んで頂きたいところです。
【観覧無料】会場館内「油谷これくしょん」もおすすめ
なお、イベント会場の旧金足東小学校の校舎は横手市出身、現NPO法人油谷これくしょん理事 油谷満男(あぶらや みちお)さんが秋田市に寄贈した明治~昭和時代の民具等を保管・展示する「油谷これくしょん」として活用されている場所でもあります。
館内では、油谷さんが60年以上かけ収集された全50万点以上に及ぶコレクション中
秋田市に寄贈された約20万点
の品が管理・収蔵され、その一部が【無料】で一般公開されており、自由に見ることが出来ます。
こちらは施設の休館日※ を除いては普段から開放されていますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。(※休館日については後述)
まとめ
以上、10/16に行われた第2回ふれあいフェスタ in 金足のイベントの様子をお届けしました。
イベント自体ももちろん楽しめましたが、何よりここは場所が最高ですね!
写真でどこまで伝わっているか分かりませんが、天気の良い日は本当に気持ちが良いところなので「もっと活用されてほしい!」と思うと同時に、今回のイベントに限らず機会を見てまた足を運んでみたい場所だなと個人的に思いました。
会場の「油谷これくしょん」をより多くの方に認知頂くキッカケにもなると思いますので、また是非今後も第3回、第4回と開催して頂きたいところです。
それでは今回はこのへんで。ではでは!
場所 | 油谷これくしょん(旧金足東小学校) |
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住所 | 秋田市金足片田字待入109 |
URL | 秋田市 油谷これくしょん |
その他 | 駐車場:あり 見学時間:午前10時から午後4時まで(入館:午後3時30分まで) 見学料金:無料 施設休み:月・火(不定休・臨時休あり) ※詳細はHP内「ご利用案内」を参照のこと |
取材協力:NPO法人 油谷これくしょん
HP:秋田市 油谷これくしょん